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「1○に貴賤なし」の公準① 総括編

ここでは、「1○に貴賤なし」の公準をご説明します。

公準とは?

 公準(こうじゅん)とは? 意味や使い方 – コトバンク (kotobank.jp)によると、「科学的または実践的理論にとって、基本的前提として必要とされる命題」という意味があります。

 僕の「1○に貴賤なし」の基本的な前提、すなわち「僕はこういう方針で、問題の出題、正誤判定を行う。」ということをこれから提示すると理解ください。

公準の必要性

 僕は、以下の通り「正解至上主義は害悪」という主張を掲げています。

正解至上主義という「害悪」を再び主張する|dobby072 (note.com)

 クイズ界で一般的である「出題者は正解してほしいことを願う」「正解してもらうと楽しい」という心理からはかけ離れた主張をしています。

 というわけで、僕は競技クイズの中ではある意味異端の存在です。 

 そんな自分でも、30年間にわたりいろいろなクイズの大会、例会やオンラインで企画を行っていますし、それなりに成立しています。むしろ好評を得ることが多いくらいです。

 それは「出題者は正解してほしいことを願う」という心理が、競技クイズの公準にはなり得ないということなのだろうと思っています。そのため、自分なりの競技クイズの公準について、ここで公表しておこうと思っています。

 もちろん、それは、皆様が僕の企画に参加していただく際の検討材料にもなると思います。

僕が思う競技クイズの公準

 競技クイズとしての早押しクイズは、以下の5つの手続きを踏んで、どの解答者が正解のメリット(もしくは不正解のデメリット)を得るかを確定する競技と思っています。

競技クイズ(早押しクイズ)の手続き
  1. 出題者は標準的な日本語で構成された問題文を先頭から正確に読んでいく。
  2. 解答者は出題者が問題を読み進める間、「何を問われているのか」予測する。
  3. 予測の結果、「正解できる」と判断した時点で意思表示を行う。(意思表示の手段が通常「ボタンを押す」ことになる。)
  4. 出題者は一番早く意思表示をした人に解答権を与える。(もしくは早い物順で解答権を回していく。)
  5. 解答者は一定のシンキングタイムの間に解答を発する。
  6. 出題者は解答者が発した解答と、問題文全体を正しく解釈した場合に導き出される正解とを照らし合わせて正誤判定を行う。

  この手続きを踏まえ、競技クイズとしての早押しクイズの公準を以下の通り考えます。

競技クイズ(早押しクイズ)の公準
  1. 競技クイズは「問題文を予測する競技」であること。
  2. 出題者は解答者に対し、正確な予測を妨げない問題文を出題すること。また、解答者が発した解答の正誤を厳正に判定すること。
  3. 解答者は、予測した結果生じる、正解・誤答の責任を自身で負うこと。

 出題者は、解答者が「正解・誤答の責任を自身で負う」ことができる問題を提供することが責務と考えています。

 すなわち、解答者の誤答は以下に起因する問題を提供するものとし、出題者が悪意をもって引っ掛けてはいけないと考えています。

認められる誤答の要因
  1. 解答者の知識不足、思い違い
  2. 予測の精度が悪い、思い込み
  3. 戦略上の問題
    (解答権を取るため、絞りきれないところであえて押すなど。)

 以上で、公準の必要性及び僕が考える早押しクイズの公準について書いていきました。
引き続き、以下の記事で、上記の公準に準じた、問題文、問読み、正誤判定などの公準、禁忌事項としての公準を公表していきます。

「1○に貴賤なし」の公準② 個別編  先に書いた「1○に貴賤なしの公準① 総括編」の続きとなります。ここでは出題する問題、問読み、正誤判定などの公準をご説明させていただき...